鼻水やくしゃみ、だるさや熱っぽさなどの症状を引き起こす花粉症に毎年悩まされている方が多くいらっしゃいます。
花粉症は誰もが発症する可能性があり、風邪と似たような症状が現れるので花粉症なのか風邪なのか判断が難しい場合があります。こちらでは花粉症と風邪の違いをご紹介しています。
目の痒み
植物の花粉が目に付着すると、花粉を体外へ排出させようと免疫機能が働いて目の痒みを引き起こします。 風邪の場合は目の痒みが現れることがありませんので、目に痒みがある場合は花粉症の可能性が高くなります。 目が痒くなると目のこすり過ぎで症状が悪化する場合もあるので、注意する必要があります。
鼻水の色と粘度
風邪が原因で出る鼻水は色がついていて、粘度が高いのが特徴です。鼻水に色がついているのは風邪の原因であるウイルスに対抗した白血球の死骸が含まれているためであり、それに伴って粘度も高くなります。花粉症が原因で出る鼻水は花粉によって花の粘膜が刺激されているだけなので、透明で粘度の低い鼻水が流れてきます。
くしゃみの回数
くしゃみは花粉症と風邪の両方で現れる症状ですが、大きな違いとしてくしゃみの回数が挙げられます。 風邪によるくしゃみは数回でおさまる場合がほとんどですが、花粉症によるくしゃみは数十回連続で現れる場合があります。これは花粉によって免疫機能が働いているからであり、頻繁にくしゃみが出る場合は花粉症の可能性が高いです。
鼻づまりが起こりやすい
くしゃみ同様に鼻づまりも花粉症と風邪の両方で現れますが、花粉症の鼻づまりは風邪よりも症状が重いことが多いです。鼻づまりは鼻をかむことで解消しますが、花粉症による鼻づまりは鼻をかんでも再度鼻づまりが起こる場合があります。また、悪化すると両穴が詰まって鼻呼吸がしにくくなり、口呼吸になって喉が乾燥することで痛みが出ることもあります。