
昔は一部の住宅のみに設置されていた24時間換気システムですが、建築基準法の改正に伴って現在は、新築住宅への24時間換気システムの導入が義務化されています。室内の空気清浄を行ってくれる24時間換気システムですが、使用するにあたって覚えておきたいポイントがあります。
コストについて
24時間換気システムでは、給気ファンや排気ファンといった機械を使用して空気清浄を行っているので、必然的に電気代が掛かります。常に換気システムを運転させていると電気代が気になる方は多いですが、1日10円~20円程度ですので、常に換気システムを運転させても家計への負担はそれ程大きくはありません。(*一般的な第3種換気システムの場合)
24時間換気システムは、室内の快適性を向上させる設備でもありますので、月々の電気代よりも大きな効果が期待出来ます。
換気システムは止めない
24時間換気システムは名前の通り常に運転するように設計されていますが、室内が寒くなるといった理由で換気システムを止めたいと考える方は多いかと思います。室内には湿気や化学物質などが漂っており、換気システムを止めてしまうと換気不足で様々な影響を受けることになります。
また、24時間換気システムの導入が義務化されていることもあり、換気システムは常に運転することをおすすめします。換気システムが正常に機能するためには定期的なフィルターの清掃や交換を行うことはもちろん、家具で給気口や排気口が塞がらないように工夫することも大切です。